防災訓練を会社で実施致しました
2025-03-31
こんにちは!
気温が暑くなったと思えばまた寒くなったり、桜も咲いていいのかまだ我慢した方がいいのか考えてしまいそうな天候が続く中、
当社に消防署の方を招聘して防災訓練を実施致しました。
実は去年も実施したのですが、今年はまた違う内容を経験。
1つは、会社の外に煙が充満したテントを用意してその中を通過する内容です。
この訓練の目的は、実際に火事が起きた時に煙の中から脱出する際、
視界の確認と一番安全な姿勢での脱出方法を体験しておくことで、
生存確率を上げることになります。
外からみても物凄い勢いで煙が溢れています。(※煙は人口的に作り出した無害の水蒸気みたいです)
実際中に入ると煙が充満していて視界は真っ白です。
煙はすぐ上の方に溜まっていくそうで、逃げる時は姿勢を匍匐前進ぐらい低くすると一酸化炭素も吸い込みづらくなり
視界もかなり良くなって方向が定まるそうです。
とてもいい経験ができました。
その他にも、練習用の消火器を用いて消火訓練も実施しました。
去年も体験しましたが、使い方は忘れている社員も大勢。
上部にある黄色いピンを抜き、ホースを火元に向けて、レバーを引く。
ただこれだけなのに私もなんだかアワアワしてしまうので
定期的な訓練が大事なんだなと改めて実感しました。
なお、消化活動はあくまで初期状況の時にだけするのを推奨してました。
自分の背丈程の火柱が上がっているのなら命を最優先に行動してほしいとの事です。
また、消化活動を行う際は火元に向けて左右に散布する、
箒で掃くように消火器内の粉末を散布するのが好ましいそうです。
ある程度外での訓練を体験した後は、
社内にて心臓マッサージやAEDの使い方など救命救急について学び、実際に訓練しました。
こちらも去年訓練したのですが、AEDの使い方などは皆あやふやなので
如何に定期的な訓練が大事かという事を実感します。
最近では人工呼吸はせず、救急隊がくるまで心臓マッサージとAEDを使用、
AEDの指示に従って行動することが求められるそうです。
まず心臓マッサージをする場所としては左右の乳頭の丁度真ん中になります。
心臓マッサージは対象の人間の年齢や身長などで力加減も変わるそうで
成人→両手で単一電池1個分(約5cm)ぐらい押し込む
乳児→指二本程度で胸の厚みの1/3程度押し込む
上記のように分ける必要があるそうです。
また、胸骨圧迫するので人によっては肋骨が折れるかもしれないそうですが
人命救助を優先するために心臓が動く事を優先するそうです。ちょっと怖いですね。
AEDの使い方としては、パッドが心臓を挟むように対象に貼る事が大事だそうです。
使用後はAEDの指示に従って再度心臓マッサージをするのか、AEDで電気ショックをするのか、
救命隊員がくるまで行動していくそうです。
心臓マッサージは服の上からでも大丈夫だそうですが、AEDは肌に直接触れないと適切な効果が得られないようなので
洋服を脱がす必要があるのが、昨今のニュースを見ていると、これも怖いなと思います。
使い方も学びましたが、AEDの設置場所を知りえる事も大事だそうで、公共施設や一部のコンビニに常設してあるみたいです。
学校が近くにあるなら確実に設置してあるそうです。
そうはいっても土地勘のない場所では見つけるのが困難だと思うので
AEDが設置している場所を教えてくれるアプリをスマホにダウンロードしとくのも手だと教えて頂きました。
心臓マッサージもAEDも対象人物があくまで心肺停止状態であるから行うもので
心臓が動き出したら続ける必要はない事は忘れないで欲しいという旨も仰っておりました。
一通りの訓練を終わった後に消防の方が仰っていたのが、
救急隊員の数も足りず、連絡を貰ってから駆けつけるまでの時間がどうしてもかかってしまうので
救命活動を続けて欲しいとのことでした。
社員の中には小さな子供がいる家庭も多いので、こういう訓練をしっかり受けて、質問もしている姿は
とても意識が高くていいなと思いました。
今後も定期的に続けていき、非常事態の時に慌てず行動が出来るようにしていきたいです。
筆 アイテイ工業ホームページ担当